終活/エンディングノートの書き方から自らを振り返る

終活/エンディングノートの書き方から自らを振り返る

終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略であり、人間が人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したことを意味する言葉。
主な事柄としては生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備や、残された者が自身の財産の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことが挙げられる

 

 

エンディングノートをまとめる

 

 

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【目的】人生の整理

 

自分の死、自分の判断能力が衰えたときに備えて、財産や意思など自分自身に関する情報をまとめて記入できるノートがエンディングノートだ。

 

 

自分が終末期や万一のときに必要な情報が書き込んでいく。人生の目標を書いたり、介護が必要な場合や過度な延命治療をどうするかといったことを書き込んでおく。
自分1人で書き込むのではなく、親子、あるいは寺の住職と相談しながら書くことを推奨している。
これはいろんな所が販売しているので参考にしていただきたい

 

 

【法的効力】遺言とはちがう

 

これは誤解されがちだが、エンディングノートには「法的効力がない」ことです。
自分の人生における備忘録として、自分の思いや願い,希望をまとめるものとして位置づけしていただきたい。

 

 

死後に法的効力を持つものは「遺言」です。

 

 

遺言は、民法で定められた「認知」「財産処分」「後見人や後見監督人の指定」「相続」「遺産分割」「遺贈」といった部分に限定して効果を発揮する。

 

間違いが多いのはエンディングノートと、遺言の種類の一つにある「自筆証書遺言」との違いである。

 

「自筆証書遺言」は全文が消せないペンを使った遺言者の自筆であることが必要。
日付、署名、訂正の仕方も詳細に設定されている。

 

エンディングノートは、「死後の希望を伝える」「自分を振り返る」「緊急時に役立ている」「思いを伝える」「これからの人生を見据える」など項目を絞って捉える必要がある。
構成配分やページ作りは人によってさまざまになる。
1点だけを深く掘り下げるということもあるということです。

 

記述内容にはおおむね次のようになる。

 

  • 自分の基本情報(生年月日、住所、住民票コード、免許、パスポート情報など)
  • インターネット上の情報(ホームページやメールをどうするか)
  • 自分の生い立ちと思い出
  • 家族や知人への言葉
  • 預貯金・不動産・年金・負債などの情報
  • 医療や介護の希望(尊厳死、臓器提供など)
  • 親族や知人リスト(死亡を知らせるか否かなど)
  • ペットについて
  • 葬儀・墓の希望

 

市販のものでは厚みがあるものから、6ページ程度の簡単なものまで、さまざまな種類が出ている。
インターネットや公的機関などで、無料で配布されているものもある。

 

コクヨ もしもの時に役立つノートこういったものですね

 

 

お葬式を決めておく

 

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葬儀の見積もりをもらう

 

葬儀プランの検討をおこない、家族と共有しておき,葬儀費用見積もりや、支払の方法も確認しておく必要があります。

 

葬儀の費用を準備しておく

 

葬儀費用は家族に負担をかけないよう、準備しておく必要があります。
葬儀保険(少額短期保険など)を利用する人もいますが,その際,契約書の保管場所、契約内容について家族に知らせておく必要があります。

 

 

遺影写真の決定

 

元気なうちに遺影写真撮影を行い、保管場所を家族に知らせておく必要があります。

 

 

「訃報を伝える連絡先」リストを作っておく

 

自分の訃報を伝えてる必要がある人をリストアップし,連絡先をまとめて家族に知らせておくと、家族の手間が省けます。
もし,訃報を伝えたくない人や葬儀に来てほしくない人がいる場合、そのリストを作っておくことも大事なことです。
お客様のご要望からうまれたシンプルな葬儀「小さなお葬式」というものもあります。

 

 

お墓を探しておく

 

 

 

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「民間霊園」「公営霊園」「寺院墓地」など分類がある。

  • 民間霊園=申込者・墓石の建て方に条件や制限が一番が少ない。
  • 公営霊園=申込者・墓石の建て方は各市町村により条件や制限ある。
  • 寺院墓地=寺院の宗派に入檀する。申込者・墓石の建て方は寺院によっては制限がある。

価格は永代使用料と墓石工事費、管理費を含めて約200万円〜です。
永代使用料は地域や、運営主体(寺院、公営、民営)によっても異なります。
墓石は石種やデザインなどで価格が違ってきます。

 

 

すでにお墓があって別の場所に改葬する場合は、勝手にはできません。
所定の手続きを経て遺骨を移動させます。お墓が寺にある場合、事前に寺に相談して下さい。勝手に行うと高額な離檀料を要求されることがあるので、ご注意下さい。

 

ただ,最近は人生における「おひとりさま」も増えています。そういった状況から、お墓を立てずに海への『散骨』を希望する方も増えています。
基本的には業者に依頼し、費用は個別散骨であれば20万円~、他の遺族と合同で乗船する合同散骨は10万円~、関係者が同行しない代行散骨の場合は5万円~くらいです。
四谷にある東福院。位牌の後ろに骨壷を納骨する

 

「直接参拝式の納骨堂」でおひとり30万円~。永代供養墓 6種類・永代使用墓 2種類があります。これは東京限定ですね。

財産や相続をまとめておく

 

相続手続きの主な流れ

死亡(相続開始)

7日以内

  • 死亡届の提出

亡くなったことを確認した日から7日以内に死亡届を提出しましょう。

3カ月以内

  • 遺言の有無を確認

遺言書が残されていないか確認しましょう

  • 相続人を調べる

相続人が誰かを調べましょう

  • 相続財産の調査

相続する財産を調べましょう。

相続財産にはどのようなものがあるか

相続放棄する場合

限定承認する場合

相続によって債務まで承継します。

不利益を被る場合は、「相続放棄」することができます

4カ月以内

  • 遺産分割

相続する財産を相続人でどのように分割するかを協議しましょう。

  • 所得税の準確定申告

亡くなった人の所得税の確定申告をしましょう。

  • 名義変更(預貯金、不動産、有価証券)

亡くなった人の預貯金や不動産などの名義を変更しましょう。


10カ月以内

  • 相続税の納税

亡くなった人の相続税の納税をしましょう。

10カ月後~3年以内

  • 税務調査

税務署による申告内容の調査。

 

 

自分の荷物を片付けておく

 

 

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身体が動くうちに一人でゆっくり整理しておくのは重要だが,なかなか動く気になれないものです。
まして晩年になって、引越しなどもそれほどしていない方だと、荷物が山のようにある、ということもあるでしょう。
しかし,家族や行政に迷惑をかけないため少しづつでも良いのでやっておきましょう。
それでも無理という方は,遺品整理業者というビジネスが今は存在しています。
こうしたサービスを利用すると、自分がまだ元気なうちに、身の回りの物を整理する事も出来ます。
また場合によっては、自分が亡くなった後に、遺品を整理するように予約しておく事も出来ます。
今は「おひとりさま」で老後を暮らしている方も多いので、そうした人には、このような業者のサービスを利用するという方法もあります。
遺品整理から清掃・供養までお任せ。これも関東限定ですね・・・

結論として

 

人は「生」を受けた時から「死」へ向かっていくものです。
終わりを迎えるときになるべく他の人に迷惑をかけないような配慮ができれば,逝かれた後も「あの方はキレイな死に様だった」と云われると思います。
別に死んだあとはどうでも良いなどと考えず,一度,生きてきた自らを振り返り「自分の死」について考えてみるのも必要かもしれませんね。

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(最終更新:2017年2月22日)